振袖・袴・小物について

振袖について
椅子の座り方
椅子に座る際には、背もたれで帯をつぶさないように浅めに腰掛けてください。背筋を伸ばした美しい座り方は、周りの人に与える印象も良くなります。また、草履を履いている時は、袖を汚さないように膝の上にきれいに重ねて乗せておきます。草履を履いていない場合は、袖を左右に下ろしても大丈夫です。
椅子の座り方
階段の上り下り
気をつけたいのは、袖と裾。普段と同じように階段を上り下りすると、長い袖や裾を引きずったり踏んでしまうことがあります。 階段では左右の袖を重ねて、床に付かない高さまで持ち上げると動きやすくなります。 また、裾を踏まないようにする際は、持ち上げすぎて足首が見えないようにご注意ください。
階段の上り下り
お手洗い
お手洗いに入るときも、袖と裾のまとめ方がポイントとなります。 長い袖は左右をまとめて結んでおくか、クリップで留めておくようにします。 裾はロングスカートと同じ要領で帯の下までたくし上げ、帯締めにはさみ込むか、クリップで留めます。 振袖でお出かけの際は、クリップを2個お持ちいただくと安心です。
お手洗い
袴について
袴選びのポイント
  1. 1.はじめに顔映りを見ながら、好みの柄の着物を選びます。
  2. 2.選んだ着物に合わせて袴を選びます。袴と着物は反対色または疑似色にすると良いでしょう。
  3. 3.袴と着物のバランスを見て、帯や重ね衿、半襟などのポイントカラーを決めます。袴と着物が反対色の場合はポイントカラーを控えめに、疑似色の場合は強めに加えるとコーディネイトがバランス良く仕上がります。
  4. 4.全体のバランスやコーディネイトの雰囲気に合わせて草履またはブーツを合わせます。ブーツの場合はハイソックスタイプのストッキングをおすすめします。
椅子の座り方
袴の両脇から手を入れて、袴の後ろを持ち上げながら座ります。 座った時、裾が床につかないように気をつけます。
椅子の座り方
注意
後ろを持ち上げずそのまま座ると自分の体重で袴が引っ張られて帯結びの部分が見えてしまったり、帯の後ろのふくらみがつぶれて着崩れしてしまうので注意しましょう。
階段の下り方
袴の後ろが階段につかないように、両脇から手を入れてお尻のあたりで袴を浮かせながら階段を下ります。
階段の下り方
階段の上がり方
袴の前が階段につかないように、袴の両脇から手を入れて前を浮かせながら階段を上がります。
階段の上り方
注意
袴を浮かせずに階段を上がると前の裾を踏んでしまい、袴が引っ張られて着崩れてしまいます。
小物について
痛くならない草履の履き方
サイズが合っていても、慣れない草履を履くと鼻緒が当たって足が痛くなることがあります。特に新品の草履の場合は事前に鼻緒を少し伸ばしておくことをおすすめします。 図のように手を足に見立てて指を鼻緒の部分に通し、手の甲を高くするように力を入れて鼻緒を伸ばします。また鼻緒の内側に絆創膏を貼っておくとさらに安心です。
草履
巾着のきれいな結び方
巾着紐の玉結びを両端で引っ張って巾着を閉じます。紐で蝶々結びを作り、玉結びが蝶々結びの付け根で留まるまで、蝶々の輪を広げます。両方の輪を揃えて輪の中心を持ちます。
巾着
Back